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2021年10月1日
2021年度評価員基礎研修開催結果報告
2021年9月25日（土）にWeb会議システム（Zoom）による評価員基礎研修を開催し、会員校が評価員候補として推薦くださった69名の方々に参加いただきました。
この研修では、看護学分野別評価の意義や仕組み、評価基準等の基礎的事項に関する理解を深めていただくことをねらいとしています。参加者の皆様には、事前に「評価の概要」に関する説明動画の視聴と「看護学教育評価ハンドブック」の閲覧をしていただき、質問がある場合にはJABNEホームページ上の『事前質問受付』に投稿いただきました。
研修当日は、はじめに、事前に寄せられた「評価の概要」および「評価基準」に関する質問事項に対して評価委員会委員長ならびに評価基準検討委員会委員長より回答しました。続いて、評価基準や評価員の役割に関する理解を深めていただくことをねらいとして、グループワークを行いました。グループワークでは、事前に提供いただいた各大学の資料をもとに、評価基準１に関する評価シミュレーションを14グループに分かれて行っていただきました。各大学の現状把握が行われるとともに、評価の観点ごとにどのように点検・評価できるかについて、活発な意見交換が行われていました。グループワーク後には、６つのグループより疑問や質問等を発表いただき、担当者からのコメントをはじめ具体的なやり取りが行われました。
参加者の皆様にご協力いただいた研修会事後アンケートには、「自大学の教育についてリフレクションする機会になり、他大学の先生方と情報交換できる貴重な機会だった」、「自大学の自己評価の参考になる内容がたくさんあり、自大学の具体的な課題の発見につながった」、「グループメンバーとのディスカッションをとおして評価方法の理解が促されたと同時に、評価者としての視点について考える機会となった」などの記述がみられました。また、全体を通して、「評価の概要」および「評価基準」に関する理解がすすみ、評価基準や評価員の役割理解に役立つ研修であったとの評価をいただきました。
この基礎研修は、他大学との意見交換を通して自大学を振り返る機会にもなっています。自大学の看護学教育プログラムの点検・評価や教育研究活動の改善・向上に活かしていただけましたら幸いです。