2020年3月24日
2020年3月14日(土)に、株式会社島津理化東京支店会議室にて「2019年度評価員審査前チーム研修」を開催いたしました。
この研修は、評価システムや評価スケジュールの詳細、自己点検・評価報告書、根拠資料に基づく書面調査の進め方、実地調査の取り組み等の看護学分野別評価の実際、及び評価員の役割責任に関する理解を促すことを目的としています。
研修は2部構成とし、第1部では評価の実際および評価者倫理について説明をし、第2部では実際の評価チーム会議に近い形でグループワークを行い、書面調査の作成や受審校への対応について検討しました。
第1部では、「看護学教育評価ハンドブック」に基づき、看護学教育分野別評価のプロセス、書面調査・実地調査のポイント、評価者倫理等について説明があり、評価員より評価の書き方や受審校への指摘方法について質問が寄せられました。
第2部では、実際の「評価チーム会議」の進行に近い形でのグループワークを通して、評価のポイントや受審校への対応等の理解を深めました。具体的には、受審校が作成する自己点検・評価報告書に基づく書面調査を踏まえ、チームごとに審議を進める評価チーム会議を想定した模擬評価チーム会議となっています。
(模擬)自己点検・評価報告書、根拠資料等を事前に配布して、当日までに内容をご確認して、ワークシートへ評価基準、評価項目、評価の観点について気づいた点を記入したものを持参して、グループワークを実施しました。
模擬評価チーム会議の進行は、各チームの主査が担当し、ファシリテーターとして機構側担当者が参加します。
グループワーク後、各チームから評価項目に沿って検討内容を発表していただき、特に評価の観点の解釈について多くの意見が挙げられました。
本研修会のアンケートでは、「評価のプロセスやスケジュール」「書面調査や実地調査のポイント」について理解できたとの回答を得ることができ、自由記載では、「対面で研修ができて理解が深まった」「グループワークをしたことで評価者として何をすべきがわかり良かった」「視点を大きく持つことの必要性が研修を通して学べた」などのコメントが寄せられました。
参加者の皆様の看護学教育への熱意と真摯な取り組みを感じられる研修となりました。ご参加くださった先生方、ありがとうございました。