2020年11月24日
9月26日(土)に評価員基礎研修を開催しました。
この研修は、分野別評価の意義と仕組み、評価基準などに関する評価員候補の皆さまの理解を促すとともに、自大学の看護学教育プログラムの点検・評価、改善・向上に活かしていただくことをねらいとしています。今年度はテレビ会議システムを用いたオンラインでの開催とし、会員校が評価員候補として推薦くださった63名の方に参加いただきました。
研修を効果的に進めるため、参加者の皆さまには事前に「評価の概要」に関する説明動画の視聴と「看護学教育評価ハンドブック」を閲覧いただき、質問事項を提出してもらいました。
当日は、寄せられた質問への回答と「評価の概要」「評価基準」に関するトピックスを担当者より説明した後、テレビ会議システムのグループセッション機能を用いてグループワークを行いました。
グループワークでは、事前に提供いただいた各大学の資料をもとに、評価基準1に関する評価シミュレーションを13グループに分かれて行いました。オンラインでのワークということもあり、話し合いが軌道に乗るまでにやや時間を要したグループもありましたが、おおむね活発な意見交換が行われました。ワーク後には4つのグループより疑問・質問等を発表いただき、担当者を交えた具体的なやり取りが行われました。
研修アンケートには、「他大学の取組みを知ることで自大学の検討課題を確認した」「他大学を知って自大学の特徴を改めて認識した」など自大学を振り返る機会になったとの記述、「カリキュラム検討にすぐに役立てられる内容であった」「評価基準を学ぶことで自大学の教育を点検・評価する視点をもらえた」など現在各大学で行われているカリキュラム検討に活かせるとの記述が多く見られました。全体をとおして、ほとんどの方から分野別評価や評価基準に関する理解が深まったとの評価をいただきました。
初めてのオンライン研修だったこともあり、事前質問の受付期間やワーク資料のダウンロード期間の設定、テレビ会議システムの機能活用等に課題がありましたが、研修のねらいはほぼ達成できたと考えております。
評価員候補を推薦いただいた会員校、コロナ禍で多忙な中参加くださった先生方、ありがとうございました。