2023年3月31日
2023年3月28日(火)にWeb会議システム(Zoom)を利用し「2022年度審査前チーム研修」を開催しました。2023年度評価チームに選任された評価員が参加しました。
看護学教育評価を実施するにあたり、評価員が適切かつ円滑に評価を進めていくため、グループワークで「模擬評価チーム会議」を体験し、評価基準の概要、書面調査の進め方、実地調査の取組み、評価員の役割責任等に関する理解を促すことを研修のねらいとしています。
まず、研修日当日までに5本の研修用動画を視聴して理解を深め、事前配布した模擬自己点検・評価報告書・評価基準チェックシート・根拠資料を読み込み、評価を行った上で参加していただきました。
研修当日は、評価のプロセスの中で実施される「評価チーム会議〔1〕」を想定し、約2時間のグループワークを行いました。主査・副査・評価員と評価チームをサポートする機構担当者の4名で、評価資料に基づき、評価の観点ごとの適合度判定、受審校の長所や課題、不足資料を求めるポイントなどをディスカッションしました。
グループワーク終了後、各チームの主査による発表がなされました。
■客観的視点で自己点検・評価報告書を読み込み、評価項目の全体構成を理解して評価を進める必要があること
■受審校が大事にしていることを評価員が把握し、課題改善に向けてより良い評価とすること
■大学の〝宝〟が何かを探しフィードバックをすることの大切さ
など、ワークを通して、評価員の皆様の気づきがあったようです。
どのグループも、しっかりと事前準備をして臨んでいただいたことがよく分かる、充実した研修となりました。
その後の質疑応答では、秋元典子評価基準検討委員会委員長、井上智子評価委員会委員長より、それぞれ評価基準や評価のプロセスにおける補足説明がありました。
最後にコメントとして、田村やよひ常任理事より「評価の良い点が自己点検・評価報告書に表れていないこともあるため、あら探しにならないよう、心がけていただきたい。」、高田早苗代表理事からは、「適正な評価をするというところに立ち、俯瞰的に見ることと細部に戻ってみることを心がけていただくと進めやすい。実際の評価は膨大な資料だが、どこが重要か考えて見ていただきたい。」と、評価員をお引き受けいただき、本研修に参加いただいたことへの感謝の意が述べられました。
研修会の事後アンケートでは、参加者全員からご回答をいただき、「グループワークや他のグループの発表を通して、評価のポイント等を振り返ることができた」等のコメントがありました。
今回の研修に参加した皆様は、5月から各受審校を担当する評価チームの一員として、本格的な評価活動に入っていきます。ピア・レビューの観点に立ち、より良い評価のため、ご協力いただきますよう、お願いいたします。