2023年4月27日
2023年4月25日(火)、WEB会議システム(Zoom)を利用し、受審校説明会を開催しました。この説明会は、2024年度に看護学教育評価を受審する大学の教員および事務職員の方が出席し、評価の考え方や申請の手順等を理解していただくことを目的としています。
「看護師国家試験の合格者数が、大学卒が専門学校卒を初めて上回ったというニュースを聞き、今まで以上に大学における看護学教育の責任の重さ、ピアレビューにより看護学教育の内実を評価しあって高めていく活動の重要性を実感している。過去3年間の評価はコロナ禍で、大学を訪問しての実地調査がかなわなかったが、今年度からは授業風景や学生の様子など大学の雰囲気を直接感じ、対面でのコミュニケーションを図ることでさらに充実した評価活動に繋げたい。
2024年度受審にあたっては、受審前年度の自己点検・評価活動および報告書にまとめ上げるプロセスが大変重要な意味を持つ。評価基準に関連する事実や現状を明確に示し、その事実や現状をどのようにとらえ評価するのか、改善の余地がある場合は今後どのように改善していくのか、この3つの観点から自己点検・評価報告書をまとめていくことでより分かりやすくなる。第三者評価とは言え、評価チームによる評価活動は受審大学側の自己点検・評価が基になるため、各大学の準備が重要となる。」という、高田早苗代表理事の挨拶から始まりました。
続いて、井上智子評価委員会委員長が『2024年度受審用 看護学教育評価ハンドブック』を用いて、評価プロセスや申請書類の作成方法について説明しました。
秋元典子評価基準検討委員会委員長からは、評価基準の観点に基づき、自己点検・評価をする際の考え方やまとめ方、提出する根拠資料を整理するにあたってのポイント等を説明しました。
質疑応答の時間では、受審校から評価の観点で示されている内容に関する定義や、本機構の考え方に対する質問があり、各委員長、高田代表理事がそれぞれ回答しました。
今回出席いただいた受審校におかれましては、学内で自己点検・評価を進め、2024年3月に評価資料の草案を提出することになります。この度の自己点検・評価のプロセスを経て、各校における看護学教育の向上につながることを期待しています。