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2025年10月21日

第3回JABNE研修交流集会を開催しました!

2025年8月20日(水)に、Zoomウェビナーを利用し、「第3回JABNE研修交流集会」を開催いたしました。

当日は、会員校の教職員及び本機構の基礎研修修了者の他、大学の会議室等で視聴された方々も含めると約700名と、多くの方々にご参加いただき、充実した研修交流集会となりました。司会はJABNEの佐々木幾美理事が務めました。

開催に先立ちまして、菱沼典子代表理事より、参加の御礼を申し上げるとともに、現在、文部科学省で検討されている、大学評価の在り方との関連を考慮しつつ、本機構では看護学の教育のために皆様とともに進化に向けて励んでいきたいと考えていること、本日の研修交流集会より多くの情報を得て、有効に活用することで、各大学の発展に資していただきたいと挨拶がありました。

JABNE菱沼典子代表理事の開会挨拶

 

第1部では東京都立大学松田岳士教授をお招きし、「看護学教育に特化したIR・アセスメントプラン」というテーマで約90分の特別講演行いました。教育の質保証とはどういうものなのか、IRの立場から見たアセスメントプランの位置づけや運用、IR担当者からみた看護系アセスメントプランの特徴などについてご講演いただきました。

参加者からは、「IRと質保証という観点から教学IRという活動を非常にわかりやすく確認できた」「教育の質保証という点でも大変よく理解ができた」「アセスメントプランの点では看護系のアセスメントプランの特徴を明確に示していただけた」など、非常に好評でした。看護学教育の課題を的確にのべていただき、看護学教育の未来にむけた課題を考える良い機会となりました。

 

第2部では、パネルディスカッション「受審に向けた体制整備・改革と受審後の取り組み」をテーマに、兵庫県立大学看護学部(2022年受審校)の川崎優子教授、愛知医科大学看護学部(2023年受審校)の心光世津子教授にご発表いただきました。受審前の体制や受審の振り返り、受審後の取り組みと工夫など、認定校ならではのご発表をしていただきました。

発表後、指定討論者として亀田医療大学の休波茂子副学長、群馬大学の内田陽子教授が登壇し、受審校という立場からなかなか聞けない疑問や根拠資料の説明方法などを質問され、パネリストからは受審する上での安心材料になるようなお話を伺うことができました。

(左上から時計回りに)川崎優子教授、休波茂子副学長、心光世津子教授、内田陽子教授

 

 

参加者からも「多種多様の資料から根拠資料を探し出すのは大変な作業であったと思いますが、ポートフォリオの中から根拠を探しやすくする工夫がありましたらご助言願いたい。」との質問があり、余すことなくありのままをご説明いただきました。

 

閉会に際し、及川郁子常任理事より「第1部ではこれまでの私たちの評価を振り返り、さらに改善に向けてどのようなアセスメントプランを作成すればいいのかということで多くの示唆をいただけたのではないかと思っております。第2部では、受審前の準備体制の整備だけでなく、根拠資料を整えることから大変だったということと、受審を機にその後の改善定着に向けてそれぞれの大学ですすめられていることについてお話いただき、とても心強く思ったところです。受審校にとってさらなるアセスメントプランの推進、受審に向けての参考になれば幸いです。」との挨拶があり、閉会となりました。

JABNE及川郁子常任理事の閉会挨拶

 

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