JABNEについて

日本看護学教育評価機構の設立

本機構は、一般社団法人日本看護系大学協議会(以下、JANPU)を設立者とする一般財団法人として2018年に発足しました。JANPUが2014年から2016年の3年間に積み立てた3,000万円を原資としています。看護系大学が増加していく中で、評価の公正さ、社会への責任の観点から、独立した組織として事業の遂行にあたることが求められているという認識が広く共有され、本機構の設立に至りました。

設立の趣旨

日本の高等教育機関における看護学教育の質を保証するために、自己評価に基づく看護学教育プログラムの公正かつ適正な評価等を行い、教育研究活動の充実と向上を図ることを通して、国民の保健医療福祉に貢献するために、独立した第三者機関として一般財団法人日本看護学教育評価機構を設立することとしました。

日本看護学教育評価機構の目的と事業

目的

日本の大学における看護学教育の質を保証するために、看護学教育プログラムの公正かつ適正な評価等を行い、教育研究活動の充実と向上を図ることを通して、国民の保健医療福祉に貢献すること

事業

  1. 看護学教育プログラムの評価事業
  2. 看護学教育プログラムの評価基準の作成及び改訂
  3. 看護学教育プログラムの充実・向上に関する支援事業
  4. 看護学教育プログラムの充実・向上に関する調査研究
  5. 看護学教育評価に関する広報活動
  6. 関連諸団体との連携事業
  7. その他この法人の目的を達成するために必要な事業

本機構の特徴

1.機関別評価とは違います

高等教育機関としての大学の組織・管理運営や施設・設備等を重視する機関別評価に比べ、分野別評価は看護学分野のカリキュラムやシラバス、学修成果の適切性、教育・学修方法、教員の教授力など実際の教育活動を評価します。

2.分野別評価は教育の質向上に必須です

学位を授与する高等教育においては、学修成果を重視するという方向でグローバル化が進んでいます。分野別評価による教育の質保証は、グローバル化の流れの中で必須です。分野別評価は自分たちの手で看護学教育を充実・発展させる起爆剤となります。
この評価は、本機構の正会員の大学に所属する教員間でのピアレビューです。

3.評価プロセスで教職員が成長します

看護学の教育活動を評価するプロセスを通して、教員・職員・学生がそれぞれの責務を十分に認識でき、より自発的に継続的な質改善に取り組むことができます。学部・学科等に所属する教員が求められている教育を理解する機会となり、帰属意識を高め、看護学教育を充実・発展させる大きな契機となります。

4.分野別評価の認定は社会にアピールできます

分野別評価は、看護学という学問を社会に周知する有効な手立てです。受審校にとっては、分野別での認定が質保証の証左として受験生や保護者、就職先等を含む社会へのアピールとなります。

5.看護学に特化した唯一の第三者評価機関です

看護系大学が一致して本機構の立ち上げに取り組み、学部(学科、専攻)単位で看護学教育の評価ができる第三者評価機関は、本機構のみです。

ロゴマークについて

JABNE

ロゴマークコンセプト

JABNEのロゴマークは、「Nurse」の頭文字である「N」とハートをイメージした形状とし、看護に携わる機構であることを連想させるデザインです。
ハートの形は人々の生活を表し、下側の白い部分はそれらを支える手のように見せることで、幅広いヘルスケアニーズに応える人材となることを願う意味が込められています。
看護の持つあたたかみを感じさせる色味を左から右にかけて変化させ、イタリックで動きのあるロゴタイプと組み合わせることで、進化しゆく看護系大学の健全な発展を表現しています。

JABNE 案内リーフレットPDF 1.73MB